ぼーどげーむ美術館

2020年3月開設!地味にボードゲームの記事をあげていきます。よろしくお願いします!

お手軽に本気の勝負がしたいだと・・・ならばこれかな!コヨーテをプレイしてみた!

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荒野に2人銃を持ち、1歩2歩3歩・・・。額から流れ落ちる汗、銃に触れる指、4歩5歩6歩。風が吹き転がるタンブルウィード・・・7歩8歩そして・・・9を数え終わる前に、銃を抜き、振り向きざまにふたり同時に叫ぶ『コヨーテ』と!!今回ご紹介するのはそんなスリリングな駆け引きが楽しめる、コヨーテになります。ただし、抜くのは銃ではなくカードです。

 

ここが素敵だよコヨーテ

  • とても簡単なのにほんとに悩ましいガチな駆け引きがお手軽に楽しめる
  • まさに西部劇、勝負はカウント後のたった一言のコヨーテで終わる

 

まさに、テーマとゲーム性が完全に合致したゲーム。これはふたりで真剣勝負するもよし、大勢で生き残り戦を繰り広げるもよし、とてもお勧めのゲームです。早速紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

内容物

 

f:id:board_game_beauty:20200429004437j:plain※小箱です

 

 

 

f:id:board_game_beauty:20200429004505j:plain※カードを見るな顔を見ろ。この売り文句がまさにその通りなんです。

 

 

 

f:id:board_game_beauty:20200429004552j:plain※内容物

 

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簡単なルール説明

 

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 カードはこのように-10から+20までのカード。あとは特殊カードとライフカードです。裏面には数字カードが何枚あるかを示しています。

 

 

 

f:id:board_game_beauty:20200429004945j:plain※裏面・・・1~5のカードは4枚づつ 10は3枚 15は2枚とカード数を示しています。 ※隣のカードは特殊ルールで使うもの。今回は紹介を省きます。

 

 

①ルールは簡単、カードを1枚づつ配り、自分のカードの数字を見ずに、お互いにカードをおでこの位置へ。互いに相手の数字だけを見て、カードの合計値を予想します。

 

②予想したらここからが勝負、交互に合計の予想値を1~から告げていき、、予想の数値を超えた(合計値より高い気がする)と思ったら『コヨーテ』と宣言。

 

③カードを一斉にオープンして合計値を計算。合計値より告げた数字がOVERなら、コヨーテと宣言した人の勝ち。数字が小さかったら宣言した人の負けです。

 

 

 

 

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それぞれライフカードを手元に出しておきます。チャンスは3回、1度負けると人形ふたり→人形ひとりへ、2度負けるとライフカード自体を失い、ライフカードのない状態で負けてしまうと、失格となります。ちょっとプレイしてみましょう。

 

 

 

 

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4人でやった場合、見える相手のカードは3枚です。・・・みんなのカードはいくつかな~と見てみると・・・こともあろうか、(-10)と(-5)があるではないか。自分のカードを含めないのであれば・・・(-10)の状態。 ここで考えます。うーむ。自分が(20)の確率は極めて低い。(15)も(10)もなくはないが可能性は低い。(-10)は1枚しかないので自分が(-10)であることはない・・・(-5)も1枚出ているから、と考えていき結果・・・1でスタートと同時にコヨーテと宣言することにしました。左のプレイヤーが1と言った瞬間・・・

 

 

『コヨーテ!』

 

 

 

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結果、場の合計値は(-5)でした。当然1より低いので、宣言した人の勝ちです。余裕ではないか!と思われるでしょうが、左のプレイヤーにはそうはいかない。何故なら左のプレイヤーが見えていたのは、(5)(5)(-5)3人の合計値は(5)。まさか自分のカードが(-10)とは予想しなかったでしょう。

 

 

 

 

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 カードには特殊カードが存在します。場で一番強いカードをゼロと計算するカードや、2倍にするカード。0だけど、今まで勝負した捨て札を山札に混ぜるカードや、コヨーテ宣言後に、山札から引いて数値を決めるカードなどです。もう2戦ほどしましょう。

 

 

 

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早速、特殊カードが出てきました。ぐぬぬこれは難しい。私は自分が(5)くらいかなと予想し、合計は0(5)+(3)+(4)で7と決めました。

 勝負は始まり、一人一人数字を宣言していきます。6・・・え・・最初から6!?いきなりあげてきたー!あげてきたのは真向かいのプレイヤー。(3)と(4)は見えているのだから・・・ということは、もしかすると私のカードは高い可能性がある!?・・・真向かいのプレイヤーはMAXが0になることを知らないのだから・・・そうこう悩んでいると右のプレイヤーが叫びます。

 

 

 

『コヨーテ!』

 

 

 

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ぐは!私は(15)でした…。右のプレイヤーの予想は、(15)→0で3人の合計は(3)だったわけで、6と宣言されれば、ちょうど悩む辺りだったのかな。このゲーム、1試合目はともかく、2試合目からは捨て札から更に数字を絞り込んで予想できます。捨て札に大きい数字が出ていたら、早めのコヨーテもでてきます。

 

 

 

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最後の勝負、みなさんはいくつを予想されますか。既に3人の合計が(20)にいっているレアケース。一番間違えそうなのは(15)の情報を持たない左のプレイヤーですね。では勝負。

 

左のプレイヤーから、3でスタート。すると真向かいのプレイヤーが8と宣言。なんだと…左のプレイヤーにヒントになるのでは…。私の数字がいくつかわからないけど、左のプレイヤーは、手持ちのカードが大きいのかなと考えてしまうぞ。ここは低い数字から段階的に上げていくのがセオリー。いや待てよ…もしかして私の手持ちのカードも高いのか…うーむ。

 

そうこう考えてるうちに右のプレイヤーが驚愕の22を宣言!ええええ・・・これには一同驚く。いや…驚いたのは私と左のプレイヤー。となると、私のカードも(10)以上の可能性が…いや、はったりだ。そんなはずはない。ダウトだ!

 

 

 

『コヨーテ!』

 

 

 

 

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…合計値は(35)…。おぉ…パタリ。

 

 

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 説明書

 

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まとめ

美術点★★★★★ ゲーム性★★★★★

このゲームはとても楽しいです。これぞ駆け引きという勝負が楽しめます。是非、経験されたことのない方は、お値段もお手頃なのでお試しを。絵柄もコミカルでいい感じです。たったひとつの合計値を当てる単純勝負でありながら、この真剣な読み合い。是非一度、経験されてみてはいかがでしょうか。

 

 

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